広島銀、住宅ローンの専門拠点増設　日曜営業も拡大へ

■現在、住宅ローンを利用している方は結構多いのではないでしょうか。
その背景としては、現在の日本の超低金利時代がその理由の一つに挙げられています。この住宅ローンは、ゼロ金利政策が実施されてから、それを利用する方が増えてきたのかもしれません。さて、このような中、広島銀行はこの2月3日、住宅ローン専門の営業拠点を広島市東区に設けることにしました。この東区というのは、広島県の中でも、住宅開発が進んでいる地域でもあり、また2014年に控えた、消費増税に対しての駆け込み需要の取り込みを狙う事を目的とされています。そして、「広島東住宅ローンセンター」はショッピングセンター内に立地する温品支店の一部を改装して設置するということです。

このセンターでは日曜日にも営業をすることによって、さらなる住宅の駆け込み需要を狙っているものと思われます。この住宅というものは、その価格もとても高価なものなので、そう誰もが簡単に購入できるものではありません。おそらく一生で一度の買物という方が大半ではないかと思います。それゆえに、その購入も慎重になってくることになります。いろいろな要因を把握して、それらも含めて総合的に判断して、最終的に購入していくのではないかと思います。そして、その時に、消費税の増税、減税などの外部的要因もその購入に大きく影響してくるのです。ですので、銀行というのは、それら消費者の心理も見据えて、このような作戦を取ってくるのです。

広島県の東区を例に挙げていますが、このようにな地点は全国的に見ても、結構多いのではないでしょうか。住宅開発が進んでいる地域では、消費税が上がる前に、なんとか住宅の購入を考えている方も多いかと思います。どうせ購入するのなら、いい条件で購入したいと思うのが、消費者の心理なのです。住宅についての相談窓口を増加したり、日曜日も営業して貰えれば、消費者もとても助かるものと思います。今後もこのような戦略は増加していくものと思います。消費者のほうもこれらの戦略をよく吟味して、最終的に判断してもらいたいと思います。（住宅ローン比較大辞典　編集部Ｈ）

■住宅ローンの新規顧客の開拓ということで、地方銀行では様々なことを行なっている。
その中で広島銀行では12月3日から住宅ローンの専門拠点を増やすということを行なう。
また、拠点はショッピングセンターにつくられ日曜日でも営業することで、買い物帰りの家族など住宅購入に興味を持っているだろう人達に積極的にアプローチ出来るよう、利便性を高めることが狙いだ。

銀行は土日はやらない。
それがこれまでの常識だった。今回つくられる拠点では住宅ローン専門なので預金業務などはやっていないとはいえ画期的である。 しかし、問題は住宅ローンを検討するときに、その拠点まで足を運ぶ人がどれだけ増えるのかということである。

住宅金融支援機構が行なった調査によると、住宅ローンを選んだ決め手として7割以上の人が金利の安さを挙げている。ついで繰り上げ手数料の安さ、住宅販売会社の勧めということになる。
住宅販売会社に紹介された人は、ほかとの比較よりも付き合いを選んでいるということで、この拠点を利用する魅力はない。 では金利、手数料を比較する人にどのようなに働きかけるのか。 金利、手数料の比較ということで言うならば、一番簡単なのはネットで各社のサイトを見ることだ。 もし、拠点へ足を運ぶのであれば、それで興味を引いてからということが順番として自然だ。 では、拠点で出来ることはそれほどないのだろうか。

いや、住宅ローンをすでに検討している人への効果は薄いかもしれないが、「まだ」住宅の購入を迷っているような人を掘り起こすということではかなり大きな効果が期待できる。
家を持つというのは人生で一番大きな出費。 それゆえに、まだ住宅は早いと思っている人も多い。 そういう人を呼び込み、過度な負担のない住宅ローン、そして返済においては銀行が熱心にサポートしていくことなどを伝えていくことで、住宅を持ちたくなる可能性が出てくる。 住宅販売会社との付き合い同様、銀行と太い絆が出来れば多少の金利や手数料差が他の銀行とあろうと、安心して返済していくことができるので任せたいという思うはずだ。 まだ、実際に成果が出るのかはわからない。 だが、消費税増税を控える今、成功する確率はそう低くないのではないか。（住宅ローン比較大辞典　編集部Ａ）