たとえば、3000万円のローン(金利3.2%、返済期間35年)で5年後に約100万円を繰り上げ返済した場合、期間短縮タイプでは総返済額を約158万円減らせますが、返済額軽減タイプでは57万円程度となります。
繰り上げ返済の上手な使い方は、10年後にまとめて行うよりも、毎年少しずつのほうが有利です。基本的に「早く行う」ことが上手な使い方と覚えましょう。
住宅ローンの返済に困ったからといって、他の金融機関(他の銀行・ノンバンク・消費者金融)から借入をおこすようなことをしては絶対にいけません。まずは金融機関に相談することから始めましょう。中小企業等金融円滑化法では、住宅ローンに困った人について、金融機関に「返済条件の変更などの相談に応じること」としています。変更の方法や、内容は金融機関により様々ですが、フラット35では図のような条件変更のプランが設けられています。
しかし、実際には、ローンの変更により返済を続けられるかどうかがポイントです。これは金融機関の審査をとおるための基準となります。それでも返済が難しいとなると、任意売却や競売によりマイホームを手放すことになります。そうならないためにも身の丈に合ったローンを組むことが大切です。
これらをすべて満たしていれば、借り換えで得をする可能性が高いといえます。1つや2つの金融機関に断られたとしても、忍耐強く情報収集し、借り換えのチャンスをうかがってみることをお勧めします。
口コミ評価 | ★★★★☆(口コミ詳細) |
変動金利 | 年0.657% |
事務手数料 | 借入額の2.16% |
繰り上げ返済 | 無料〜32,400円 |
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住宅ローンは、人気の銀行の場合、審査に時間がかかり住宅購入のタイミングを逃してしまったり、通るものと思って一つの銀行だけで申し込んで、審査が通らなかったために、慌てて金利の高い銀行に駆け込んでしまうなどの相談を受けることが多くあります。
余裕がある検討の段階で、複数の銀行に申し込んでおくのも賢い選択の方法です。