それでは住宅ローン控除の適用をうけるには、どうしたらいいのでしょうか?
無事控除を受けられることができれば、毎年税金が戻り、10年間で数百万円が戻る計算になります。
先ほど2011年に入居した場合、控除の対象となる住宅ローン残高の上限は4000万円といいましたが、この額は年々下降傾向にあり、2012年の入居なら、10年間の最大控除額合計は、300万円、2013年の入居なら200万円となっています。2014年以降は制度の継続自体が未定となっており、早く入居を済ませたほうが税金面での恩恵を受けられるといえます。
長期優良住宅の住宅ローン控除は、より税金面で恩恵をうけることができます。
控除を受けるために必要なポイントとして、6か月以内に入居するとともに、控除をうける12月31日まで引き続きその住宅に居住していることが条件です。そして、最初に入居した年の控除内容がその後10年間にわたり適用されるのも注意が必要な点です。つまり2011年に住宅を購入し、年をまたいで入居開始の場合は、減額された2012年度の控除額となってしまいます。
控除をうけるために、販売図面の各階床面積を合計して50u以上あればよいのですが、新築分譲マンションの場合、登記面積がやや小さくなるので注意が必要です。また、中古の場合、先に記したように、築年数が決められている点も注意が必要です。
年収により、控除がうけられないケースがあります。その年の年間所得が3000万円以下でなければならないという決まりがあるからです。そのほか、床面積の半分以上が店舗や事務所なら適用されません。
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余裕がある検討の段階で、複数の銀行に申し込んでおくのも賢い選択の方法です。