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住宅ローン借換え第1の目的は返済額を減らすこと(図1)。金利が高いときに借入れた方はもちろん、変動金利や短期固定など金利が優遇される期間が迫っている方など、低金利の住宅ローンに借り換えることで将来の利息分の負担を減らすことは大きなメリットですね。
そのため借換え前・借換え後の金利差が少ない場合には、手続き手数料などの諸費用がかかる分、金額的なメリットを感じられない方も多いはず。
しかし住宅ローンについている「+α」の特典に注目することで、金利差以外の借換えメリットを享受できる場合があるのです。
借換えを検討している時は金利だけに目が向きがちですが、住宅ローンには金利以外にも保険料・各種費用(一般金融機関で約60万円)・繰上げ返済手数料など重要なチェックポイントがあります。
実はこれらの費用を契約者か金融機関のどちらが負担するのかによって、総返済額に大きな差が生まれることをご存知でしたか?(図2)
たとえば団体信用生命保険が契約者負担の住宅ローンから金融機関負担のものに借換えした場合には、年数十万支払っていた保険料が丸々節約できます。そして保証料が契約者負担の住宅ローンから金融機関負担のものへ借換えした場合には、借換え前に支払っていた残存期間分の保証料が保証会社から返金されるというプレゼントも。
金銭的なメリットの他に大切なのは、返済期間を延長ができるという点でしょう。転職や家族の病気など、予期しないライフイベントが起きてしまった時、総支払額が増えたとしても月々の返済額を減らしたいと思われる方は多いはず。
残存期間が20年あるケースを例にあげると(図3)、借換えによって最長35年まで返済期間を延長し、ボーナス払いを0円、月々の支払いを約1万円軽減できる場合も。
もちろん総支払い額は増えてしまいますが、余裕のあるときに繰上げ返済をすることで、日々の余裕を確保しながら早期返済を目指せます。低金利のチャンスを逃さずに借換えれば、増額分をできるかぎり抑制して期間延長ができるでしょう。
借換えには金利だけに着目していては分からないメリットがありますので、借換え後のライフプランに最適な住宅ローンを見つける目が大切です。
ファイナンシャルプランナーのCheck Point
借換えは返済額を減らすだけではなく返済条件の変更チャンスです。子どもの進学、転職、退職などさまざまなライフイベントを想定しながら余裕を持って返済を行える住宅ローンを選びましょう!
低金利が当たり前になってきた住宅ローン市場では、金利以外の特典がつけて差別化を計っています。
銀行系の金融機関であればATMの利用手数料が24時間0円であったり振込み手数料0円など、普通預金口座を利用する際にお得になる特典をつけているケースが多いですね。
また24時間電話相談を受け付けている金融機関もあるので、いざという時に心強いサービスがほしい方にはおすすめです。
また8疾病保証料を金融機関が負担してくれたり、働く女性専用で出産後1年間は金利が優遇されるサービス、借換えと同時にエコシステム導入で借入期間中の金利優遇サービスなどさまざまな特典がありますので、あなたのライフプラン・ライフスタイルに最適な特典を選びましょう。
特に生活密着型サービスをつけているのは大手スーパーイオンの系列イオン銀行です。なんとイオン系列のスーパーでのお買い物が毎日5%オフ。
全国のイオン系列スーパーの店舗内に併設されている銀行窓口「インストアブランチ」なら、年末・正月三が日やゴールデンウィークを含めて毎日営業しているので、お買い物のついでに窓口で相談できるところも高ポイント。普段イオン系スーパーを利用されている方には嬉しい特典ですね。
ファイナンシャルプランナーのCheck Point
住宅ローンとは長いつきあいになりますから、よりお得になる付加サービスを選んで毎日の生活をお得に過ごしましょう!
新生銀行パワースマート住宅ローン
住信SBIネット銀行のネット専用住宅ローン
口コミ評価 | ★★★★★ |
変動金利 | 年1.015% (事務手数料込み) |
事務手数料 | 借入額の2.1% |
繰り上げ返済 | 無料〜31,500円 |
住信SBIネット銀行のネット専用住宅ローンは、低い金利水準に加え、来店不要・事前審査即日回答・金利切替手数料無料等魅力的なサービスを提供
三菱東京UFJ銀行住宅ローン
口コミ評価 | ★★★★☆ |
変動金利 | 年1.275% |
事務手数料 | 31,500円 |
繰り上げ返済 | 無料〜15,750円 |
固定1年0.5% 固定3年0.6%
都市銀行のトータルサポートで安心の返済計画を。
住宅ローンは、人気の銀行の場合、審査に時間がかかり住宅購入のタイミングを逃してしまったり、通るものと思って一つの銀行だけで申し込んで、審査が通らなかったために、慌てて金利の高い銀行に駆け込んでしまうなどの相談を受けることが多くあります。
余裕がある検討の段階で、複数の銀行に申し込んでおくのも賢い選択の方法です。